はじめてのお迎えにおすすめのインコは?

インコの魅力

はじめてインコをお迎えするならセキセイインコがお勧め

よく、インコをお迎えしたいけど「セキセイインコ」と「オカメインコ」ってどっちがお勧めですか?という質問をネットのQ&Aで見たり、知人に聞いたりすることがあります。

答えとしては、ダントツで「セキセイインコ」です。

セキセイインコ

「オカメインコ」はおとなしくて穏やかな性格でよく懐くから飼いやすい、と説明されている記事も目にしますが、初めてのお迎えには絶対にお勧めしません。

オカメインコ

セキセイインコは体重約35グラム、オカメインコは体重約100グラムと3倍程度体格差があり、その差の分声も大きく、くちばしの力も強いです。

そして実際にオカメインコをお迎えしたことのある方にはおわかりだと思いますが、オメインコはそんなにおとなしくないです…。

あとで「やっぱり飼えなくなった」と手放すことのないようにしよう!


セキセイインコの魅力

セキセイインコはスズメぐらいの大きさで、男の子はおしゃべりをする個体もいて、陽気で快活、というイメージです。

セキセイインコ

よくテレビCMなどでしゃべるインコを目にすることがありますが、基本的にインコがしゃべるのは男の子の求愛行動です。

お迎えした個体が女の子だったり、男の子であっても人間をパートナーと思ってくれなければしゃべらない可能性があります。

Youtubeに配信したいからしゃべるインコをお迎えしたい…とお迎えしたものの、しゃべらないから捨てられてしまうインコがいるそうです。

男の子であっても女の子であっても一生大事にしてほしいなぁ。

ちなみに、女の子は比較的1人遊びでもくもくと過ごせる子が多いようです。

男の子と女の子の見分け方

男の子と女の子の見分け方は、「ろうまく」という鼻の色で見分けることができますが、雛のうちはまだ色が変わっていないので難しいです。

下記(写真上)は、生後3週間~1か月の頃のぴーたろう君(女の子)の写真ですが、鼻の穴の周りから徐々に白くなり、その後全体が真っ白になりました。

セキセイインコ

その後、成鳥になり発情期を迎えるとろうまくは茶色く変化します。

セキセイインコ

女の子のろうまくはずっと茶色ではなく、何かの拍子にぽろっと取れてまた白くなっていることもあります。

人間のかさぶたみたいなものなのかなと思っています(どうなんでしょう?)

男の子の場合は、雛の頃のろうまくは白みのないピンク色で、大人になると青くなります。

セキセイインコ

しかし、雛の頃は女の子も最初はピンク色なので、ろうまくの色での判断は難しいのです。

金額も1980円~2980円程度と手に入れやすいです。

特に飼いづらい点はない

セキセイインコは体格も小さく、家具や指などをかじったとしてもさほどの被害はありません。

鳴き声もそれほど大きくはありませんが「ジャジャジャ!」とセミのような鳴き声を発することがあります。

アパートなどではお隣に聞こえると思いますので、いくら体が小さい鳥とはいえ、ペット禁止の集合住宅などではやめておいがほうがよいでしょう。

セキセイインコはメガバクテリアで亡くなることが多い

手に入れやすいセキセイインコではありますが、お迎え時には必ず健康診断を受けましょう。

「メガバクテリア」という真菌(いわゆるカビ)の一種がお腹の中で増えてしまい、栄養を取れなくなるという病気がここ15~20年ぐらいで飼い鳥に広がっていると言われています。

セキセイインコは特にこのメガバクテリアに弱く、駆除しないと2~3年で亡くなってしまいます。

また、流通しているほぼ100%のセキセイインコがこの病気にかかっているとも言われていますので、お迎えしたら必ず健康診断を受けるようにしましょう。

ぴーたろう君も、雛のときに健康診断でメガバクテリアと診断され、約2か月の投薬で完治しました。今は毎年定期健診を受けていますが異常なしです。

セキセイインコの寿命は5~8年とされることが多いけど、ギネス記録では29才だよ。しっかり健康管理をすれば、長生きする鳥なんだ。

メガバクテリアの治療費などは、別の記事でまとめます。


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