インコをお迎え時は「必ず」健康診断に連れていこう!

インコの健康診断インコの病気
インコの健康診断

安いセキセイインコだからといって健康診断をケチってはいけない。

セキセイインコは数千円、オカメインコも3~5万円で手に入ることが多く、犬や猫に比べ手に入れやすい価格です。

そうして手に入れたインコちゃんを、「健康診断に連れて行く」という発想は、事前に情報収集をした方でないと生まれないかもしれません。

インコちゃんだって人間や犬や猫と同じように病気もしますし、その病気も獣医さんにかかれば治せる可能性があります。

現在ショップなどに出回っているインコの多くが持っているという「メガバクテリア」という病気も、

鳥の診療ができる獣医さんの元でお迎え時にすぐに健康診断を受けさせておけば発見することができますし、投薬で治すことができます。

我が家のセキセイインコのぴーたろう君も、例にもれずメガバクテリアのキャリアでしたが、投薬で治すことができました。

残念ながら私も、幼少の頃に多くの鳥を飼っていたにもかかわらず、「鳥は病気になったら治せないから仕方ない」と思っていました。

私の父がレース鳩を飼っていますが、大事な鳩を獣医さんに診せたところ、診察で首をこねくり回されて診察中に死んでしまった経験があるので、

「獣医さんは鳥については詳しくないのかも?」という疑念もあったのです。

犬・猫のついでに鳥も診れます」ではなく「鳥の診察をしている」と掲げている獣医さんを見つけよう

はじめて獣医さんにインコの健康診断の予約を取るときは、

「セキセイインコの健康診断に連れていくとか、おかしいと思われないだろうか」

なんて、なぜかドキドキしました。(当然ですが、おかしくないですよ!)

インコと獣医さん
インコと獣医さん

でも、周りの人に「インコを健康診断に連れて行って・・・」という話をすると、

「えっ?インコを?健康診断って、何するの?」と驚かれることが多いです。

そして、しっかり「鳥を診察できる」獣医さんを見つけるのもなかなか大変です。

私は幸運にも、車で30分ほどのところに「小鳥診療科」のある動物病院を見つけ、

そこの先生は小鳥専門で診ていらっしゃるので毎年お世話になっていますが、そういう病院は珍しいと思います。

ちなみに、我が家のかかりつけの獣医さんでは、健康診断は3000円程度、薬を出されたときは5000円程度です。

小鳥の健康診断 何をするの?

小鳥の健康診断では、まずこれだけはというのは「糞便検査」です。

これだけで、メガバクテリアなどの菌を発見することができます。

インコちゃんにも負担が無いので、最低限やってもらいましょう。

糞便&尿検査

糞便検査のために、健康診断の際は下記に気を付けています。

・2羽以上同時に検査の場合、別のプラケースやキャリーに入れていく。
→どのインコの糞か、わからなくなるのを防止する)

プラケース(キャリー)の底にはラップをしく
→キッチンペーパーなどの紙だと、尿を吸い込んでしまうため、乾かないようにラップをしいていく。

もしも検査の時に糞をしていなければ、おしりの穴から採取しないといけないので、診察までに自然に排泄している状態になるように少し餌を入れておくときもあります。

ここから下は、必要に応じてやってもらう検査です。

そのう検査

そのう検査は、口から器具を突っ込んでインコの「そのう」からその液を採取して検査をします。

鳥さんにとっては苦しい検査になるので、私のかかりつけ獣医さんでは毎回はされません。

そのう炎の疑いがあった初回のみ、検査されました。

口をパクパクさせるしぐさがあれば、そのう炎を疑いがありますので検査をしてもらいましょう。ぴーたろう君も、パクパクしていたので検査してもらったらそのう炎でした。

メガバクテリアと併発していたので早く連れて行って良かったです。

レントゲン検査

我が家のインコたちは、レントゲンは毎回なんだかんだで撮っています。

糞便検査とそのう検査だけではなかなかはっきりしないことも多く、とりあえずレントゲン撮ってみましょうか、という流れになることが多いです。

我が家のかかりつけ獣医さんでは、レントゲンは、1枚2500円です。横からおなかから2方向で5000円ですね。

そしてそれでもわからない場合は、血液検査、さらに遺伝子(PCR)検査、となります。

キャリーケースのインコ
キャリーケースのインコ

血液検査

うちでは、オカメインコのぷーちゃんが血液検査をしたことがあります。

首の血管から採血するらしいのですが、ぷーちゃんはビビりなので暴れたりしたら危険なんじゃないだろうか、と思いなかなか決断することができませんでした。

しかし、暴れるのが不安な場合は、採血の前に眠くなる鎮静剤のようなものを使うので大丈夫だと言われ、やってもらうことにしました。

血液検査の当日は、検査してからインコが無事起きるまで待っていないといけないため、かなり長い時間待合室で待っていた記憶があります。

ちなみに結果は異常なしでした。血液検査は1万~15000円ぐらいだったかなとおもいます

遺伝子(PCR)検査

こちらも、ぷーちゃんのみ経験済みです。

遺伝子検査は、1週間ぐらいひたすら小さい容器に糞をため続けて病院に提出し、病院から検査機関に送って調べてもらう、という方法なので、鳥にはストレスなく検査できます。

検査料金は2000025000円ぐらいだったと思います。

この検査をしたとき、健康診断→レントゲン→血液検査→遺伝子検査

と着々と段階を踏んで検査をしていったので、インコのひと月の検査代が5万を超えて痛かった記憶があります(泣

でも、検査をせずあとから「あの時検査をしておけば」と後悔するのは嫌だったので、検査をしていただきました。

結局、この時の検査では異常が見つからず、経過観察になりました。

爪も切ってもらえる

私は鳥の保定ができないので、健康診断ついでに爪切りもしてもらっています。

指1本につき、100円らしい(笑

保定されるインコ
保定されるインコ

暑くないように、寒くないように、季節は4月か10月

健康診断の時はキャリー用のケージに入れて、さらに大きめの紙袋や、100円ショップで買った持ち手のあるカゴなどに入れて連れていきます。

ぴーたろう単独で運ぶ場合の様子
ぴーたろう君(右)とぷーちゃん(左)同時に運ぶ時の様子

鳥は寒さに弱いので冬に外に出して移動するときは保温に気を付けなければいけません。

冬は、ケージをひざかけなどの小さめの毛布でくるんでいきます。

冬の寒さが厳しい地方なら、湯たんぽやお湯を入れたペットボトルなども一緒に入れると良いでしょう。

ホッカイロは、プラケースの中などに貼ると酸欠になってしまうので、保温のためにもし使うならプラケースの外に貼るなどしましょう。(とはいえ、私は用心して使わないようにしています。)

夏は、車の中の気温が下がってから鳥を載せたり、診察中も車内の温度が上がらないように前面ガラスを日よけしたりしています。

そんなこんなで、暑さや寒さへの配慮が大変なので、特に急ぎでない限り、毎年の健康診断は10月に、もし不安がある場合は4月にも、という感じで行くようにしています。

お迎え時や急病のときは、季節など気にせずすぐに連れて行ってくださいね。

車で行くときは、キャリーががたがたしないように、シートベルトも締めるようにしましょう。

キャリーを車にのせた状態

まだ行ったことないよ、という方は、ぜひ良い病院を探して、連れて行ってあげてくださいね!

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