セキセイインコ(雌)の発情抑制

危険を排除しよう

今日は、生後4か月目に卵を産んでしまったセキセイインコのぴーたろう君(♀)の発情抑制の話をしたいと思います。

一応知らない人のために言っておくけど、あたちの名前は「ぴーたろう君」だけど女の子だよ!

そうそう、ある程度大きくならないと性別がわからないから適当につけちゃった!そしたら女の子だった(笑

やっぱり適当だな!

生後4か月で卵を産む

ぴーたろう君をお迎えしたのは生後1か月ぐらいのほぼ羽も生えそろった頃で、もう見た目では成鳥に近いけど、まだ飛び立つことはできないくらいの頃でした。

しばらくして「ろうまく」の色が白くなったので雌だとわかったので女の子だとわかりました。

雌は発情して卵を産んだりしたら、命にも関わるから大変だな~

と、思っていたものの、人間の感覚的には「大人になるのはまだまだ先」だと思っていました。

そしたら、ある日、とても機嫌が悪く朝から指を思いきり噛まれた日があり・・・

どうしたんだろうと思っていたら、

その日、仕事から帰ってきたら卵を1つ、産んでいたんです!

 

まだうちに来て3か月、生後4か月だったので「まさか!こんなに早く産むの?」と驚いた記憶があります。

ぴーたろう君は、うちの夫のことが大好きで、夫に発情してしまったようなのです。

慌てて擬卵(偽卵)を買いに行く

インコの飼い方の本や、ネットの情報に、

「卵を産み始めたらある程度(7個ぐらい)産み揃えるまで産卵するので、擬卵(偽卵)を入れて、『たくさん産んだ』と勘違いさせる」

と書いてあったのを思い出しました。

擬卵(偽卵)を産んだ卵のそばに置く事で、たくさん産んだと勘違いさせ、少しでも産卵の数を減らし、母体の負担を減らそうという試みです。

セキセイインコ・フインチ用の擬卵(偽卵)
擬卵(偽卵)

このとき、いきなり数個の擬卵(偽卵)を入れてしまうとインコも気が付いてしまうので、1日おきに産卵する習性を利用して徐々に卵の数を増やしていきます。

つまり、インコが産卵した日→翌日擬卵(偽卵)を追加→翌日インコが産卵→翌日擬卵(偽卵)を追加というふうに、徐々に増やしていくのです。

うまくいけば、インコが通常7個ぐらい産むところ、擬卵(偽卵)でごまかすことで3~4個に産卵数を抑えることができるというわけです。

早速、ホームセンターで擬卵(偽卵)を購入して、翌日に1つ入れたのですが、結局初めての産卵は1つで終わり、抱卵をすることもなくつついて割って終わりました。


半年おきに産卵してしまう

その後、おもちゃも発情の対象になってしまうので隠し、夫にも発情の兆候が見られたらすぐにやめさせるように気を付けてもらったりしていましたが、

一瞬の間に発情することもあり、約半年おきに1個~数個産んでしまうことが2年ほど続きました。

1個産んでそのまま割ってしまい放置、のこともあれば、数個産んで(擬卵も入れて7個程度)、約3週間抱卵することもありました。

孵らない卵を必死に抱卵する姿を見るのはつらいし、体力も奪われるだろうと思います。

抱卵中のセキセイインコ
抱卵中のセキセイインコ

発情抑制に最も効果があったのは体重管理

発情抑制の方法としてよく目にするのが、

  • 早く寝かせる(カバーをかけるなどして日照時間を短くする)
  • パートナーの人間は近づかない
  • おもちゃを入れない
  • 巣箱を入れない
  • 体重管理

といったところでしょうか。

我が家でも、発情を抑制するために、おもちゃを撤去したり、スキンシップをあまり取らないようにしました。

しかし、どうしても完全に防ぐことができないため獣医さんに相談したところ勧められたのが

「体重管理をして痩せ気味に保つ」

ということでした。

インコの体重を毎日測ろう

セキセイインコのぴーたろう君の場合、適正体重は35g~38gなのですが、獣医さんからは「33g」を保つようにと指導されました。

「33g」を保つのはなかなか大変です。

なにせ、ぴーたろう君はとても食に執着があるタイプなので、いつもごはんのことで頭がいっぱいなのです。

我が家では毎朝、昨日の餌が残っているときは捨て、新しい餌をあげますが、餌をあげるまえに体重測定をするようにしています。

その頃、朝ごはんを食べる前は35g、食べたら37gぐらいになることが多かったです。

そこから2g減らすのは、見ていて「あ~お腹空いてるんだろうな~」というのがよくわかり、見ていてつらかったです。

餌の量の調整は、朝起きてすぐに体重測定をして体重が33gだったら餌4gというのを基本として、体重34g以上だったら餌3g、というふうに毎朝の餌の量を調整しています。

でも、ぴーたろう君の頑張りもあって、体重管理を始めてからというもの、2回ほど産卵したことはありましたが、1個だけで済み、以前のように何個も産んだり抱卵をするような産卵には至っていません。

結局体重管理が一番効果がありました。

 
必ず獣医さんの指導の元に行いましょう。
換羽期に餌を減らすと体重が急に減ってしまうことがありますので、換羽期は避けましょう。

ぴーたろう君は、セキセイインコの中でも小柄だと獣医さんに言われています。他のセキセイインコでは、違った目標体重になる可能性もありますので、ご注意くださいね。

体重測定のしかた

インコの体重測定に必要な道具は、

・キッチンスケール
・止まり木

です。キッチンスケールは1g単位で大丈夫です。

あたちの上手な体重測定の様子を見てみてね!

いきなりキッチンスケールに乗せようとしても怖がりますので、

キッチンスケールの上に止まり木を乗せて、その上に乗ってもらうようにしています。

慣れてきたら、止まり木が無くても大丈夫だよ

ぴーたろう君の場合は、自分からキッチンスケールの上に乗ったら、ごほうびに「シードを1~2粒」あげるようにしてるので、喜んで乗ってくれます。

遊びの一環として楽しんでもらえたら体重測定のひとときが楽しい時間になりますね。

この記事のまとめ
・卵を産み始めたら擬卵(偽卵)を使う
・卵詰まりの疑いがあればすぐに病院へ
・発情抑制に体重管理は有効
・体重を測ろう

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