オカメインコをお迎えする場合の注意点
オカメインコはかわいいだけではありません。やはり、困った面もあるのです。
お迎えしたものの、「思ったのと違った」なんて気持ちになると人間もインコも不幸になりますので、オカメインコをお迎えするにあたってのデメリットを紹介します。
オカメインコの困った行動
呼び鳴きの鳴き声はかなり大きい
呼び鳴きの音量を例えるなら、体育で使う笛を思いきり「ピーッ!!」と吹いた感じに似ています。
自宅の中で、繰り返し「ピーッ!!」と笛を吹かれることを想像すると、イメージできるかと思います。
他の中型インコのように「ギャーギャー!」とは鳴かないけど、遠くまで響く高い音で鳴いちゃうもんね!だってカイヌシにかまってほしいから!
ケージの外に出してもらえるまでずっと鳴き続ける場合もあるので集合住宅やお隣が近い場合は難しいかもしれないですね。
とはいえ、アクリルケースでケージを覆ったり、一定の時間しか放鳥しないという癖をつける、など対策はあります。
オカメパニック
小心者のオカメインコの性格ゆえ、地震・夜間の車のライトなど、特に夜中に驚いてパニックになることがあります。いわゆる「オカメパニック」です。
夜間にケージの中でパニックになって翼をバタつかせてしまい、ケージに羽が当たって折れてしまったり、折れた羽で体に傷がついてしまったり…と、場合によっては命に関わる大事故につながることがあるので注意が必要です。
オカメパニックにもある程度の対策ができます。詳しくは、下記の記事をご参照くださいね!
紙と木はかじられる
オカメインコは見た目はかわいいですが中型インコの体格です。
それなりにクチバシの力は強く、遊びのつもりで何でも齧ってしまいます。
ふすま、たんす、ドア、壁紙、電気コード、本、窓のサッシのゴムパッキン…などやられました。
鳥はしつけることができないので、人間が先回りして対策をするほかありません。
我が家では、ホームセンターでビニールのテーブルクロスを買ってきて、壁やエアコンまわりなど、齧られたくない部分に貼ってカバーしています。
脂粉が多い
鳥という生き物は想像以上に「粉っぽい」です。これは、雨が降ってもある程度はじくことができるなど、生きるために必要な鳥の体のしくみです。
さて、「脂粉」とは、人間でいう「フケ」のようなもので、粉羽、粉綿羽とも呼ばれます。手っ取り早くいうと「羽のカス」のようなものです。
羽づくろいをしたり、カキカキしてあげるとあたり一帯にこの脂粉を巻き散らかされますし、人間の手も白くなります。
オカメインコの背中に鼻をくっつけてインコ臭を満喫した後は、鼻の頭が白くなります(笑
この脂粉は、アレルギーや呼吸器疾患のある方にはあまりよろしくないので注意が必要です。
我が家の対策としては、ケージの前に空気清浄機を置き、防音対策もかねてアクリルケースでケージを覆っています。
また、ダスキンのレンタルしているのですが、ケージの横に置いてすぐに掃除ができるようにしています。
以上、オカメインコの魅力と注意点についてまとめてみました。
鳥のお世話は、体重に比例して大変になるといっても過言ではないと思います。
セキセイインコの約3倍の体重のあるオカメインコは、鳴き声も3倍、糞も3倍、噛む力も3倍というイメージです。
セキセイインコと比べものにならないぐらい、お世話が大変だ、というのが率直な意見です。
とてもかわいいオカメインコですが、お迎えするにはそれなりの覚悟が必要ですね。
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