【迷子の保護鳥】ぷーちゃんが我が家に来た日のこと

オカメインコ

ぷーちゃんが我が家にやってきたのは、今からおよそ10年前のことです。今日はその時のお話をさせてください。

エントランスに貼られた一枚の紙

たしか11月の初めごろだったと思います。マンションのエントランスに「オカメインコ?預かっています」という手書きの貼り紙が出ました。

「?」がついているあたり、鳥に詳しくない方が保護してくださったんだなと感じました。

当時すでにセキセイインコのぴーたろうくんを飼っていた私は「もしかしてうちの子!?」

と慌てて帰宅。

でも、ぴーたろうくんはケージの中でのんびりしていました(笑)。

書いた方は、実はお隣の部屋の住人さんでした。

気になるけど、決心できない

それからというもの、お隣にいるらしいオカメインコのことがずっと頭から離れませんでした。

ベランダにいるのか、ときどき鳴き声や話しかける声が聞こえてくるんです。

11月といえばもう肌寒い季節。

寒さに弱いインコを外に出しておくのはさすがに心配でした。

でも、どこまで口を出していいものか……。

「もしうちで引き取ってほしいと言われたら?」と考えると、なかなか声もかけられずにいました。

ぴーたろうくんはお迎え当初にメガバクテリアが見つかり、半年かけてようやく完治したばかり。

新しい子を迎えて万が一感染したら?ケガをしていたら?荒鳥だったら?――そんな心配が頭をぐるぐるとまわります。

12月、決心は突然に

保護されてから約1か月が過ぎ、12月に入ったころのことです。

仕事中に夫から突然電話がかかってきました。

「隣のオカメインコ、うちで引き取ったほうがいいと思う」

夫もなぜそう思ったのかはわからないけれど、急にそう感じたとのこと。

その言葉を聞いた瞬間、私の中でも「そうするしかない」という気持ちがすっと固まりました。

神様が夫を通じてそう言わせてくださったんだ、と本気で思いました。

仕事帰り、玄関にも入らずピンポン

いてもたってもいられなくなった私は、仕事から戻るなりお隣の呼び鈴を押しました。自分の家に入ることすら忘れて(笑)。

「オカメインコ、うちで引き取りますよ!」

お隣の方は驚いていましたが「とりあえず見てみる?」と部屋に入れてくださいました。

そして――ぷーちゃんと初めて目が合った瞬間、もう一目惚れでした。なんてかわいいんでしょう!

しかもべた慣れで、べったりくっついて離れてくれない(笑)。

ただ、ケージはフィンチ用の小さなもので、尾羽が床についてしまうほど。

嫌なのか止まり木にも止まれず、ケージの網にしがみついていました。

さらに、ベランダに出されていた影響でしょうか、鼻水がだらだら……。これはすぐに保温してあげないと!と思いました。

お隣の方から聞いたこと

お隣の方によると、ベランダに出たらいきなり頭に止まってきたとのこと。

飼い主さんが現れなければ、他県のお姉様に渡す予定だったそうです。

その場でお姉様に電話していただき、私が引き取ることへのご了承もいただけました。

神様からのプレゼントだと思っています

実は私、小学生のころにお友達のお母さんが飼っていたオカメインコを見て、そのかわいさに衝撃を受けたんです。

ずっと「いつかお迎えしたい」と思っていました。動画もよく見ていました。

でも、脂粉が多いこと、鳴き声が大きいこと……いろいろ考えた末に、まずは小型のセキセイインコをお迎えしたという経緯があります。

そんな私のところへ、こんな思いがけない形でオカメインコがやってきてくれた。本当に奇跡だと思っています。

ぷーちゃん、来てくれてありがとう。これからもよろしくね。

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