~毎日の体重チェックが命を守る~
インコちゃんと生活をはじめると、「ちゃんとごはんを食べているかな」「元気かな」と気になりますよね。
そんなとき、実はとても大事で役に立つのが体重チェックです。
小さな体のインコにとって、体重の変化はとても大事なサインです。
毎日の体重管理が、病気の早期発見につながることも多いのです。
今回は、インコの体重管理がなぜ大切なのか、また体重の測り方についてお話しします。
インコは体調不良を隠す動物
インコは、体調が悪くてもギリギリまで元気なふりをする動物です。
野生では、弱っている姿を見せると天敵に狙われてしまうからです。
そのため、飼い主が気づいたときには、すでにかなり体調が悪くなっていることも少なくありません。
そこで役に立つのが体重の変化です。
見た目では元気に見えても、
- 少しずつ体重が減っている
- 急に体重が増えている
という変化が出ていることがあります。
体重は、インコの健康状態を知るためのとても重要な指標なのです。
体重が減るときは要注意
インコは体が小さいので、たった数グラムの体重変化でも大きな意味があります。
例えば、セキセイインコの場合、体重はだいたい30〜40g前後です。
この中で、
- 2〜3g減る
- 数日で急に体重が落ちる
という場合は、体調不良のサインのこともあります。
食欲が落ちている
消化器のトラブル
感染症
など、さまざまな原因が考えられます。
体重の減少に早く気づけば、早めに動物病院へ行く判断材料にもなります。

我が家のぴーたろう(セキセイインコ)は、33g、ぷーちゃん(オカメインコ)は、98gを基準に管理しています。
換羽期は体重が少し減ることもある
体重が減る場合でも必ずしも病気とは限りません。
インコは換羽(かんう)といって、羽が生え替わる時期があります。
この換羽期には、体重が少し減ることがあります。
新しい羽を作るためには、実はかなりのエネルギーが必要です。
そのため、
- 体重が少し減る
- なんとなく元気がない
- よく寝る
といった様子が見られることがあります。
ただし、換羽期でも
- 急激に体重が減る
- 食欲がない
- ふくらんで動かない
といった様子がある場合は、体調不良の可能性もあります。
「換羽だから大丈夫」と決めつけず、体重の変化が大きい場合は動物病院に相談することも大切です。
普段から体重を測っていれば、
「この子は換羽のときに少し体重が減るタイプなんだな」
というその子のパターンもわかってきます。

ぴーたろうくんもぷーちゃんも、5gぐらい痩せることがあります。
換羽の場合は思いがけず数日で減ることもあるので、この時期はごはんを多めにあげるようにしています。

換羽期専用のサプリメントもあるよ
体重が増えすぎるのも問題
逆に、体重が増えすぎる場合も注意が必要です。
インコは脂肪がつきやすく、
太りすぎると
- 脂肪肝
- 飛べなくなる
- 繁殖トラブル(メスの場合)
などの原因になることがあります。
とくにシード(種)中心の食事だと、知らないうちにカロリーオーバーになりがちです。
体重を定期的にチェックしていれば、
「ちょっと増えてきたな」
「おやつを減らそうかな」
といった調整もしやすくなります。

オーツ麦やカナリーシードは、カロリーが高いよ。
発情抑制のために体重を少なめに管理する方法もある
ぴーたろうくん(♀)は、発情過多の傾向があり、卵を生後3か月から産んでしまいました。
そこで、獣医さんの指導により発情抑制のために、体重33gを基準にしています。
体重33gというのは、セキセイインコにとっては痩せ気味です。
しかし体重を抑えることにより、発情は80%ぐらい抑えられたと思います。
インコによって体格は異なりますので、体重を抑えることによる発情抑制については獣医さんと相談が必要ですが、とても有効だと思っています。
体重は毎日同じ時間に測る
体重を測るときは、できるだけ毎日同じ時間に測るのがポイントです。
おすすめは
朝ごはんの前
です。
インコは食べた後だと体重が増えるため、条件をそろえたほうが変化がわかりやすくなります。
また、記録をつけておくと
- 普段の平均体重
- 季節による変化
などもわかってきます。

毎朝起きたらすぐに体重を計り、体重によって毎日のごはんの量を調整しています。
キッチンスケールが便利
体重測定には、1g単位で測れるキッチンスケールが便利です。
止まり木を置いて乗ってもらうといいです。
最初は嫌がるインコもいますが、
毎日やっていると慣れてくれます。
おやつを少し使って、楽しい時間にしてあげるのもいい方法だと思います。

我が家では、普段はペレットですが、体重測定のご褒美用に少量のシードを準備して、キッチンスケールに乗ってくれたら3粒ぐらいあげるようにしています。
ぴーたろう君は食いしん坊なので、キッチンスケールを出すとさっさと乗ってくれるようになりました。

キッチンスケールの上にT字バーチを乗せるといいよ。
数字の部分がブルーに光るキッチンスケールは、怖いからやめてね。

シードのご褒美は、少量のものがなかなかないのでこちらのハムスターのごはんをあげています。中身は小鳥のエサと同じです。
体重管理はインコの健康管理そのもの
インコの体重はとても軽いですが、
そこにはたくさんの健康情報が詰まっています。
毎日ほんの数秒の体重チェックが、
- 病気の早期発見
- 太りすぎ防止
- 健康管理
につながります。
大げさではなく、体重管理はインコの命を守る習慣とも言えます。
ぜひ、愛鳥の健康チェックのひとつとして、体重測定を取り入れてみてくださいね。

体調不良の疑いで獣医さんに連れて行く場合も、普段の体重やここ数日の体重の変化や、食べたエサの量を記録しておくと、重要な情報となります。



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