インコちゃんにも、バランスの取れたビタミンや栄養が必要です。
今回は、私も使用したことのある「ネクトンS」と「カルビタバード」のご紹介をします。
シード食なら必ず与えたい「ネクトンS」
ペレットを与えているのであればある程度の必須栄養は取れますが、シードの場合はどうしても営業が偏りがちです。
それもそう、お店に売っているインコの餌には何種類かの植物の種しか入っていないから普通に考えて偏るのも当然ですよね。
そこで、以前我が家のインコがシード食だったときに獣医さんにおすすめされたのが「ネクトンS」です。
ネクトンSは、 13種類のビタミン、18種類のアミノ酸、各種微量元素(カルシウム・亜鉛・マンガン・銅・鉄・コバルト・ヨウ素)
が含まれていて、毎日のシードと一緒に与える必要があります。
骨を丈夫にするための日光浴も、ちょうど良い気候ではなかったり、お仕事をされている方は日中に日光浴させることができなかったりと、なかなかタイミングが難しかったりしますよね?
そういう場合でも、ネクトンSでカルシウムも補給することができます。
なお、ネクトンSをあげていれば基本的にボレー粉や青菜などの副食や日光浴は不要ではありますが、「食の楽しみのために」たまに与えたり日光浴をするのは良い、と獣医さんは言われていました。
とはいえ、カルシウムについてはぴーたろう君が軟卵を産んだりして不安もあったので、ボレー粉などは別途あげるようにしていました。
※現在は、ペレット&ミネラルサンドを与えています。
換羽期用ならネクトンBio
ネクトンSと同じシリーズでネクトンBioという商品もあります。
ネクトンBioは、換羽期に必要な栄養素が調整されていますが、換羽ってそんなに長い期間でもないですし、保管のことを考えると品質が保たれた状態で使いきれるかもわからないので、私は使ったことはないです。
換羽期に絶不調になるインコちゃんにはいいかもしれないですね。
ネクトンSの与え方
ネクトンSは黄色いパウダー状で、基本的な使い方は「水に溶かして」使うか、エサに混ぜ込んで与えます。
水にとかして与える場合
水に溶かして与える場合、付属のスプーン1杯を250ccの水に溶かして与えます。
しかし、250ccって多頭飼いでもしてない限り多いですよね(汗
参考までに、ぴーたろう君が1日に飲む水は約25ccです。多飲気味でこの量なので、250ccは消費できないです。
そこで、私が以前水に溶かして与えていたときは、コーヒーショップなどにある使い捨てのプラスチックのマドラースプーン(すごく小さいスプーン)1杯を、25ccの水に溶かしてあげていました。
AmazonでネクトンSを購入しておまけで付いてきたスプーンを使ってみたら、ちょうどよかったです。
実際にネクトンSに付属のスプーンは、このマドラースプーンの何倍分に相当するのかも試してみたところ、マドラースプーン約10杯分ぐらいで、1日にあげる水25ccに溶かすにはちょうど良い量でした。
実際にご自分の鳥さんに毎日あげている水入れの水の量が何ccなのか、仮に25ccの水溶液を作るなら、どのあたりまで水を入れればいいのか、確認してみるとよいと思います。
水入れの25ccのところに線を引いておけば、マドラースプーン1杯あげればよいので、お手軽です。
しかしネクトンSを溶かすと水が黄色くなり、おそらく味も変わるのでしょう、だんだんと全部飲まなくなってしまいました。
そこで、エサに振りかける方式に途中で変えました。
同じように、水をあまり飲まないインコちゃんは、エサに振りかけたほうがいいでしょう。
日頃から黄色やオレンジの水入れを使おう
病院でもらう薬や、ネクトンSなどのサプリメントやビタミン剤を水に溶かすと黄色くなる場合が多いです。
日頃から、黄色やオレンジの水入れを使用しておくと、水が黄色くなっても鳥さんの警戒心をいくらかやわらげることができるという情報を目にしたことがあり、我が家でもオレンジ色の水入れを使用しています。(しかし、それでもだんだん飲まなくなりました。)
水をあまり飲まない鳥さんには「塩コショウ」形式で
水をあまり飲まない鳥さんには、エサに塩コショウのようにふりかける「塩コショウ形式」で与えることもできます。
ネクトンSの瓶の蓋を取ると、中身はインスタントコーヒーのように剥がせるアルミでシールされているのですが(以降「アルミ蓋」と言います)、「塩コショウ形式」の人は、そのアルミ蓋部分につまようじで穴をあけて、餌にふりかけて使う人が多いようです。
この「塩コショウ」形式でも与えてみましたが、量がよくわからなくて不安だったのと、果たして口に入っているのかも心配で、結局ペレット移行を決意しました。
ネクトンSの保管方法
ネクトンSはアマゾンなどでも簡単に買えますが、こちらの商品、湿気やすいのが難点で、飼い主の皆さんはそれぞれいろいろな工夫をされているようです。
ネクトンSの蓋を開けると、アルミの内蓋があるとさきほども書きました。
以前テレビで、「インスタントコーヒーの内蓋は全部剥がしたほうが湿気にくい」というのを見たことがあったので、似たような造りのネクトンSのアルミ蓋も、全部剥がして保管することにしました。
そして、ネクトンSの瓶と乾燥剤(お菓子などに付いているも)を、一回り大きいガラス瓶に一緒に入れて、冷蔵庫に入れて保管しました。
そして朝、使用するという方法に落ち着きました。
この「冷蔵庫に入れる」というのも、出したときに温度差で水滴がついてダメだという意見もあります。なので朝、使用後はすぐに冷蔵庫に入れるようにしました。
こうして毎日マドラースプーン1杯を使用し、最後まで何とか賞味期限内に使い切れていました。
ネクトンを飲んでいたのはあたちだけだから、セキセイインコ1羽で賞味期限までに使い切れたことになるよ。
ネクトンSに付属のスプーンは、瓶の中、つまり粉に埋もれて入っています。商品レビューなどに「瓶にカビが入っていた」というものは、このスプーンの影を瓶の外からほのかに見て勘違いされているのではないかと思います。
カルビタバード
カルビタバードは、完全栄養食のペレットに切り替えた後にぴーたろう君が相変わらず軟卵を産んだり、レントゲンでグリッド(お腹の砂)が見えない、と言われたのでしばらく与えていました。
獣医さんも、ペレット食の鳥さんなら、通常サプリなどは必要ないが、実際にこのような症状が出ているのであればカルシウムが不足しているのだから、使用したほうがよい、という見解でした。
近所のペットショップなどにも置いてあって手に入れやすい商品です。
カルビタバードはネクトンSと違ってカルシウムを補給するものなので、シードとカルビタバードだけだと万全ではないと思います。
ペレットを与えてるけど、ぴーたろう君のように軟卵を産んでしまうとか、カルシウムが不足している症状がある場合に補う役目として使うと良いでしょう。
ミネラルサンド
カルビタバードもネクトンSの時と同じく、最初はよかったのですがだんだん飲まなくなってきました。
ボレー粉も食べないので、カルシウム対策は「ミネラルサンド」に変更して現在に至ります。
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