せっかくお迎えするインコを健康に保つためには、適切な飼育用品が必要です。
今回は、インコの飼育に必要な基本用品をご紹介します。
ケージ(鳥かご)
インコの安全な避難所であり、生活の中心となるケージ。
広々として快適な空間を提供することが重要です。
ステンレス製のケージだと、噛む力が強いインコでも安心です。
「塗装がされていないものを選んだ方がよい」という記事を目にすることがありますが、
我が家のケージは塗装されています。
日本の有名メーカー(HOEIやSANKO)のものであれば、あまり心配することはないのではと思います。
我が家で使用しているケージ
●セキセイインコ ぴーたろう君用 (ホーエイ 鳥かご 35角B JANコード:4963067011319)
こちらはセキセイインコ1羽用にしては少し大きめかなと思いますが、狭いよりはいいかなと思っています。
マットなブラックというのに惹かれて買いました。
●オカメインコ ぷーちゃん用 (SANKO イージーホーム バード40BR手乗り JANコード:4976285082900)
オカメインコ用に買いましたが、パニックになったときに翼が当たってしまうので、ちょっと小さかったかなと思っています。
我が家ではこのSANKOのケージを2つ購入し、昼に過ごす部屋用と夜に寝る部屋用に置いています。
寝るときは鳥だけ引っ越してもらいます。
もしも今から買いなおすとしたら、「HOEIの465オカメ」を購入します。
理由は、左右の幅が3センチほど広い(しかし奥行きは3センチほど狭い)のと、網が横で伝い歩きがしやすそうだからです。
天井が開くのも良いですが、現在使用しているSANKO製も天井は開きます。でも硬くて開く機会はあまりないので簡単に開けるようでしたら将来、介護が必要になったときなどに便利だと思います。
底の色がブラックとブラウンも選べるようです。
パーチ(止まり木)
インコは自然界では様々な太さの枝にとまります。そのため、異なる太さのパーチを用意することで、足の健康を保つことができます。
最近は、片側だけケージに取り付けるタイプのの短いバーチが多い印象です。なぜなんだろう・・・?
ケージにつけるものではなく、画像のように小さいものがあると体重測定のときなどに便利です。
以前、「備長炭の止まり木だと自然に爪とぎがされる」というのを見て購入したことがありますが、うちのインコたちは色にビックリしすぎてダメでした。
あと、これを使ってる鳥さんの体が黒くなってしまうのもなんだかな…と思ってしまいます。
なかなか良いお値段だったと思いますが、我が家では残念ながら使えませんでした 泣。
エサ入れ・水入れ
エサ入れと水入れは、清潔に保ちやすく、インコが使いやすいものを選びましょう。
なぜかケージに付属しているエサ入れも水入れもとても深くて大きいので、できれば使いやすいものに変えてあげましょう。
エサ入れ
多くの鳥飼いさんが使っているのは、三晃商会の浅いエサ入れです。我が家でもこちらを使っています。
殻付きのシードだと飛び散りが気になりますが、ペレット食の鳥さんだと飛び散りも気にしなくていいので、浅いタイプがおすすめです。
同じメーカーで、深めのタイプもあります。深めがいいけど、ケージ付属のエサ入れだと大きすぎて鳥が入ってしまう、という方におすすめです。
水入れ
深い水入れに、足の弱いインコが頭から落ちて窒息したというのをブログで見たことがあります。
また、水入れで水浴びをしてしまうと清潔に保てないので、水入れは体が入るほど大きすぎないものがよいと思います。
我が家ではオレンジ色の水入れを使って、薬やサプリを溶かしても見た目でわかりにくいようにしています。
ネットでも売っていますが、色が選べないことがほとんどです。もし近隣店舗で見かけたときは、買っておくとよいでしょう。
水浴び用容器
我が家では水浴び用の容器は置いていないです。
というのも2羽とも多飲の傾向があるので、水を置くとどんどん飲んでしまうのです・・・
フインチ(文鳥やジュウシマツ)であれば、置くべきかとも思いますが、
インコは水浴びをさせたいときは大きめのお皿などで代用すればよいと思います。
我が家では、天気の良い暖かい日にベランダに出して霧吹きをしています。
なのでできるだけ繊細な霧が出る霧吹きがあると便利かと思います。
バードバス
セキセイインコ用に、バードバスを購入したこともありますが、セキセイインコにはちょっと小さかったです。
こちらは文鳥を飼っている実家で使ってもらうことにしました。ご参考まで。
ペットヒーター
インコは寒さに弱いため、特に冬場はペットヒーターが必要です。
我が家ではひよこ電球にサーモスタットをつけています。
ひよこ電球は40W、60W、100Wのものがありますが、40Wではほとんど意味がないと獣医さんが言われたので、60Wを使用しています。(我が家は冬の一番寒いときで暖房をつけずに室温10度ぐらいです。)
密閉状態で40Wで7℃、60Wで10℃、100Wで15℃まで上げることができるとの情報がありますが、
気温が寒いときはここまで上げることはできないと思います。
サーモスタットは熱帯魚用をしばらく使用していましたが1~2年で故障するので、電球を作っているメーカーのものを使用するようにしています。(熱帯魚用なので本来の使い方でないですしね・・・)
オレンジの本体が気に入らなくて使っていませんでした・・・
また、うちではセキセイインコのぴーたろう君はひよこ電球のカバーに乗ってしまうので、やけど防止のためにケージの外からつけています。
オカメインコのぷーちゃんは、ケージの中に入れても近づかないので大丈夫です。
電球のカバーにくっついていたヒナのそのうがやけどして破れてしまった、という記事を他の人のブログで見たことがあるので、直接インコが触れないように工夫が必要です。
インコの体格や、性格に合わせてケージの中につけるのか外につけるのか決めましょう。
温湿度計
インコの快適な生活環境を維持するためには、適切な温度と湿度が重要です。温湿度計を用いて、環境を管理しましょう。
できれば、最高気温と最低気温を確認できるものが良いと思います。
キャリーケージ
病院への通院や移動時には、キャリーケージがあると便利です。安全かつ快適にインコを運ぶことができます。
我が家ではセキセイインコとオカメインコ用に、2つのキャリーを用意しています。
●セキセイインコ ぴーたろう君用
私が使っているキャリーはすでに廃盤になっていますが、後継の商品が下記になります。
セキセイインコでMサイズでよいと思います。オカメインコにはちょっと小さすぎるかと思います。
以前の型番の商品レビューで、「キャリーに入れて病院に連れて行く際に底が外れてインコが逃げてしまった」というレビューがあったので、キャリー単体では運ばず、大きめの紙袋などに入れて運ぶようにしています。
現行商品では改善されているとよいですね。
●オカメインコ ぷーちゃん用
オカメインコ用は、HOEIの「ハートフルキャリー」を使っています。
頑丈な作りで底抜けや、水漏れの心配がなく安心です。
オカメは尾羽が長いのでどうしても底についてしまいますが、仕方ないと割り切っています。
以上、小鳥をお迎えするにあたって必要な道具についてのご紹介でした。
ケージやキャリー、ヒーター、そして必要に応じてアクリルケースを揃えると、なかなかのお値段になってしまいますね(^^;
しかし、愛鳥さんに快適に、健康に、長生きしてもらうためにはここでケチるわけにはいかないのです。
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